ドジャース戦で驚きの珍事の連続 NHK解説者「野球規則の重要性を再認識」と苦笑い

タッチアップに関する珍しい出来事が、なんと2回連続で発生しました。
スコア3-1の4回1死三塁のドジャースの守備の場面です。メッツのアロンソ選手が右飛を打ち上げると、三塁走者のマルテはタッチアップを試みましたが、本塁でタッチアウトの判定となりました。しかし、審判団は三塁手のマックス・マンシー選手(34)が走塁を妨害したとして得点を認めました。
マンシー選手は飛球が上がった際、右翼手のT・ヘルナンデス選手が捕球するのを確認しようとしたマルテの視界を遮る形を取っていました。
その前の3回には、1死一、二塁からタッチアップでまたもや珍事が起きています。2番打者のムーキー・ベッツ選手(32)が右中間に飛球を放ち、二塁走者のマイケル・コンフォート選手(32)はタッチアップに備えて二塁ベースに戻りました。
飛球を追っていたメッツの右翼手と中堅手が交錯し、一度グラブに触れたボールが再び宙に浮く「お手玉状態」になり、最終的に捕球されたタイミングよりもコンフォートのスタートが早かったように見えました。当初はアウトとされましたが、ビデオ判定によりセーフとなりました。
NHKBSでこの試合を解説していた元日本ハムの田中賢介氏は「ずっと野球をやってきたが、知らなかったルール」と困惑し、中継の中でそのルールが公認野球規則に明記されていることが紹介されました。その直後に、マンシー選手の珍しい守備妨害も発生しました。
田中氏は「今日は様々なタッチアップが見られましたね。もう一度ルールを確認したいところです。野球規則がこんなに注目を浴びる日が来るとは」と苦笑いを浮かべていました。